宇都宮のライバル「浜松餃子」の特徴

   

餃子といえば宇都宮であるといっても過言ではありませんが、実は長い間日本一の座を巡って激しいバトルを繰り広げている宿命のライバルが存在します。そのライバルとは静岡の浜松餃子です。毎年購入額のトップ争いで盛り上がっていますが、それぞれにどういった違いがあるのかまで把握できていない方は少なくないでしょう。もちろん最大の違いはどこで作られているかですが、ポイントとなるのはそれだけではありません。
浜松餃子の大きな特徴は具材とその比率、並べ方にあります。まずは具材ですが、キャベツと玉葱、豚肉が中心に使われています。そもそも中国から伝わってきたこの料理は、日本へ伝わった際にそれぞれの地域で入手しやすい食材で作られるようになり、各地で異なった特徴を持つようになりました。キャベツも玉葱も豚肉も、浜松では昔から盛んに作られていた食材であり、これらが具材として選ばれたのはとても自然なことです。とはいってもキャベツと豚肉は一般的なものにも使われているので、ごく当たり前なのではと感じるかもしれません。普通のものと違うのは比率が多めになっている点です。甘みのあるキャベツを中心とすることであっさりとしながらも、たっぷりと入った豚肉のコクがあってジューシーに仕上がっています。また、さっぱりと食べられるように皿の真ん中にもやしが添えられているのも他にはない特徴です。

そして並べ方ですが、円形焼きと呼ばれるように円の形になるよう並べられています。もともとは屋台で焼く際にフライパンでできるだけ多くの量を一度に焼けるようにするために始められたやり方でしたが、今ではこのスタイルが定着しています。また、もやしが添えられるようになったのもこの並べ方が理由にあり、ぽっかりと空いた中心の穴を埋めるためでした。さっぱりとしたもやしを途中で食べることで、肉の脂っぽさが軽減されます。

具材や焼き方も重要ですが、味を語る上でつけだれも欠かすことができません。酢と醤油の割合が6対4になっているため、やや酢が多めです。宇都宮では9対1の割合になるよう作られているため、全く違った味に仕上がっているのは言うまでもないでしょう。
白菜をメインにして肉が少なめになっているヘルシーな宇都宮の餃子とは違い、浜松のものは肉のコクがありつつもキャベツの甘さがあり、もやしでさっぱりと食べられると言えるでしょう。老舗である宇都宮が美味しいのはもちろんですが、浜松の餃子と比較することでより味の奥深さを知ることができます。

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